息子のサッカー観察記

エンジョイ勢のサッカー記録。

大事な試合前日

私が中学3年生の時の校内合唱コンクール前日、音楽の授業での思い出です。

前日のそれまでは

ちゃんと歌わない男子に担任の先生が涙したり

恥ずかしがって歌わない声の小さい子がいたり

歌わないヤンキー崩れの男子に「ちょっと男子〜」と注意する気の強い女子とか

お定まりのイベントが発生していましたが

前日の授業だけは違いました。

フォルテッシモのボリュームがとてつもなく大きく感じました。

今までにない感覚を味わいました。今日は違う、みんな違う、と。

本当に全員が真面目に一生懸命歌っていることが伝わり、合唱ってこんなに楽しいんだと思った事を覚えています。心震える出来事でした。

実は音楽の先生とは馬が合わず大嫌いだったし、おそらく向こうも私を嫌っていたのですが、その先生が「今日の授業は本当に感動した。一生忘れない」と言っていたことをはっきりと覚えています。

「先生もそう思ったんだ。やっぱり今日は何かとんでもないことが起こったんだ」

と思いました。

そこで想いが昇華してしまったのか、本番は何だかグズグズになってしまったのですが、みんなの心が一つになるというあの体験は、私にとってあれが生涯最初で最後です。嫌いな人とも何かを作ることができるのだと学びました。

大切な思い出です。

 

夏休み前、息子チームにとってとても大事な試合がありました。

前日の練習で息子は上から下まで真っ白の砂だらけ髪の毛も脇の下もパンツの中も砂まみれ、腰にあざを作って帰ってきました。

何だかとても嬉しくなりました。

試合に勝とうが負けようが、大事な試合というものがある事、そこに出場できる事、その試合で勝つ事を目指して本気で挑める仲間がいる事。

諸々全て良かったねと思います。

 

試合には負けました。

 

6年生後半はきっと負けが込む、厳しい戦いになるでしょう。

前半は正直言ってGK息子は楽しすぎというか誰が立ってても同じ結果じゃないのという試合が多かったので、後半戦が私は楽しみだ。

負けてもいいんだよ。揉まれて成長しようぜ。