息子のサッカー観察記

エンジョイ勢のサッカー記録。

中学受検とサッカーの両立(その3)

そもそもこんなにどっぷりサッカーに浸らせる気はさらさらありませんでした。

低学年のうちは練習も試合も気軽に休んでいたし

大会とかも休んでいた。そもそも大会とか知らずに休んでいた。

そして3年生になるタイミングでコロナがやってきて

3、4年のうちは何だかよく分からないまま混乱のうちに過ぎていきました。

大会も公式戦もあったりなかったり。

全てが動き出したのはゴールキーパーになってからです。

 

5年生になる時に中学受験に軸足を置くと言い出す機会はありました。

息子と一番仲の良かった子が受験に専念するためチームを辞める選択をしたし

辞めるまでは行かずとも塾を優先させてサッカーはたまにしか参加しないという選択をする子も数名いました。

でも私はまだのんびりしていたのです。

せっかくAチームになったし、通塾は夏からでギリいけるかなと。

ゴールキーパーを任されるということが何を意味するのか、わかっていなかった。

 

息子の所属する少年団は、同じチームでも、1学年上は弱い。

公式戦でも練習試合でもほぼ勝てない。

でも本当はそんなに弱くない。ただ、いろいろな事情で人数が集まらないのです。

特に正ゴールキーパーの離脱が大きかったように思います。

この子が戻ってきて、且つ全員揃うと途端に失点しないチームになります。

チームのテンションが変わる。気合が入っているのがわかる。

あまり得点はできないけど。

最近は受験を終えて戻ってきた子もいて

待っていた子たちは本当に生き生きとしています。

 

同学年はそこそこ強い。

息子以外のAチームレギュラー全員が平日のサッカースクールに通っています。

もう既にジュニアユースのチームからお誘いを受けている子もいて、中学からはみんなクラブチームへ行ってしまう。

息子にとってこんな強い子たちと一緒にサッカーができるのは小学校が最後だと思う。

本人も「サッカー続けたい。練習も試合も休みたくない」と言っています。

ゴールキーパーとなった今、安易に試合は休めない。

6年生の零落を見てるしね。

エンジョイ勢といえども、エンジョイしているから、休みたくないのです。

一番優先するのは息子の意志。

とは言えまだ小学生、親が思う方向に誘導しようと思えばできます。

 

でも勉強に専念させることに抵抗があるのです。

勉強はこれからいくらでもできるけど、今このチームでサッカーができるのは今だけ。

サッカー選手になれるわけでもなければ強豪チームに入れるわけでもない実力なのはわかっていますよ。

でもだからこそ、サッカー選手を目指して楽しくサッカーができるのは今だけなんだよね。